喫煙がコロナウイルスを重症化させるリスクがあることは、既にWHOや医師会からも紹介されています。
参考
Q&A on coronaviruses (COVID-19)WHO
では、普通のタバコに取って代わろうとしている、iQOS(アイコス)やPloom TECH(プルームテック)といった電子タバコやVAPE、吸う○○(カフェインやエナジードリンクなど)はどうなのでしょうか?
ここに対して、専門家が気になる発言をしています。
電子タバコ等はより注意が必要
毎日新聞のとある記事では、日本禁煙学会の認定指導医が喫煙に関して注意を喚起し、その中で「加熱式はより注意」と警鐘を鳴らしていました。
コロナウイルスの感染は主に接触感染か飛沫感染と言われていますが、一部では空気中に漂う微粒子(エアロゾル)を介して感染する可能性も指摘されています。
エアロゾルが大量に発生
ここで重要になってくるのが、電子タバコ、加熱式タバコ、VAPEや吸うカフェイン等のメカニズムです。
電子タバコ等は、成分を霧状に発生させる=エアロゾルを大量に発生させるのです。
つまり、加熱式の製品はエアロゾルを大量発生させることから、感染者が使用した場合、感染リスクを高める可能性があるということです。
タバコを吸っていてコロナ感染で重症化してしまうのは本人だけの問題ですが、感染を拡大する可能性があるという点は見過ごせない点ですよね。
しかも中には、4月1日からの健康増進法の一部改正もあり、シェア拡大のためここぞとばかりにセールをしているところもあるようです。
参考
新型コロナと室内喫煙規制に対応 VAPEが「乗り換え半額セール」実施ITMedia
記事の中では「禁煙に役立つ」なんて話も出ていますが・・。
うーん・・・大丈夫なんだろうか?
まとめ
コロナウイルスを重症化させてしまうタバコを禁煙するのは是非した方が良いと思います。
ただし、微粒子を吐き出す他の吸うツールだと、他の人への感染を広げる原因になる可能性も否めません。
そもそもそういった製品を「吸う」という行為は、呼吸器に悪影響はあっても、メリットは1つもないように思います。
呼吸器に深刻な影響を与えることのあるコロナウイルスが流行っている今、しばらくは吸う嗜好品は控えてみても良いのかもしれませんね。